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店舗に並ぶ酒は、「原料と人」この2つの信頼から生まれる


「良い酒」とはどういったものを指すのか

ファーストダイニングが運営する店舗のこだわりの日本酒は、すべて地元・金沢の田鶴酒店より仕入れています。日本酒とはご存知の通り、米と水を原料とする清酒のことです。原料が米であるがゆえに、「良い酒」とはつまり「良い米」を使っている酒のことを指すことになります。
では良い米とは、どういった米のことをいうのでしょう。株式会社田鶴酒店の田鶴利雄社長は次のように話します。
「米には一等米から三等米という等級があります。これは米の粒の揃い方によって区分けされます。一番良いとされる一等米の場合は、米の粒が70%以上揃っているものをいうのです」

良い原料米からしか良い酒は生まれない

酒はすべて一等米から三等米の間で作られているかと言えば、必ずしもそうとは言えません。三等米の下には多用途米と言われるさらに下の階級の米も存在します。大手メーカーで量産されているパック酒の多くは、この多用途米や米糠を使っているものがほとんどとなります。
また中小の酒蔵であっても等級の低い米を使い、酵母に頼って簡単に香りを出し良い酒に見せていることがあります。そのため田鶴社長は、実際に取り引きを始める前には酒蔵へ足を運び自分の目で確かめることを信条としています。
「良い米からしか良い酒は生まれない、これが原則です。なのでお客様にいいものを提供したいと思えば、良い原料を使っている酒蔵としか付き合わないのは当たり前のことなのです」

「米と人」が揃ってはじめて取引開始

田鶴社長は蔵元へ訪れると、実際に使っている米と搾りたての新酒の色を確認すると言います。その2つを見てみれば、良い酒かどうかの判断がほとんどつくそうです。しかし取り引きを開始するには、もう一つ大切なポイントがあると話します。
「酒蔵と取り引きを開始して丹精込めて作った酒をもらうというのは、その酒蔵と結婚してお嫁さんをもらうようなものです。言わば家同士のお付き合いの始まりとなります。そのため、蔵元当主の人柄というのもとても大切なものとなります」
実際に会って話をし、「この人はモノづくりに対して真剣で、誠実な考えを持っている」と知ることができてはじめて、仕入れることを決めるのです。すなわち田鶴酒店に揃っている酒とはすべて、「米と人」この2つが揃っているものばかりなのです。

信頼から生まれる、気品ある自信の酒を

「ファーストダイニングさんは、私たちが持つ酒選びの考えを理解してくださっています。こちらからお店ごとに提案する新しい酒についても、ほとんどそのまま納品となります。信頼いただいているのを肌に感じるので裏切れません」
いいものを提供する、そんなごくシンプルなことを妥協せずに貫くことで、田鶴酒店とファーストダイニングは高い信頼関係で結ばれています。田鶴酒店から納品される自信の酒の数々。膨らみがありながら切れがあり、そして気品のある一杯をぜひ味わってみてください。
田鶴酒店のホームページはこちらから
田鶴酒店

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